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北方領土 色丹島 その5 ロシア式おもてなし

ロシアでは、最初に、パンと塩でおもてなしをするのが、客人に対する最大級の歓迎の印なのだそうです。

伝統的な衣装を着た女の子たちが大きな丸いパンと塩を持っており、客はそのパンをひとつまみちぎって、塩をつけて食べます。

私たちも、街の文化ホールの前でこの歓迎を受けました。

 

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また、ビザなし交流中、グループに分かれて色丹島民の方のお宅を訪問するホームビジットという行事が計画されています。

訪問団を受け入れてくれる家庭の負担を減らすために、日本人は皆、昼食を食べてから各家庭を訪問し(この昼食も量が多く、すでにお腹いっぱい…)、軽食をごちそうになるというセッティングなわけですが、軽食とはいえ、ロシア人のご家庭ではどこも、このおもてなしをものすごく頑張ってしまう傾向にあります。

私が訪問したご家庭でも、日本のケーキの2倍はあろうかと思うサイズのケーキに、ピロシキ3種類(ピロシキの山が3つ!)、そして、ブリヌィ(クレープ)とスメタナ(サワークリーム)、ジャムなどがテーブルに所狭しと並べられていました。そして、これらすべてが手作りと聞き、ロシア人女性の働き者ぶりにびっくりしました。

 

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既に苦しいくらいの満腹状態で訪問してしまったので、ほとんど食べられず、お土産にたくさんのピロシキとジャムを持たせてくれました。

言葉は通じないけど、一生懸命もてなしてくれようとする気持ちや気遣いはしっかり伝わってきました。

ほかのグループが訪問したご家庭でも、一人1ぱいずつにカニが出たとか、グルジアのピザが出たなどなど。

この日の夜、ビザなし交流船内ではこうしたお土産をつまみながらの宴会になったことは言うまでもありません。