Wonderful World -たびのきろく

山へ、温泉へ、海外へ…私の旅きろく

夏山第一弾、燕岳

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今年の夏は、自分が行きたい山と、人からのリクエストで計画した山で、9月半ばまでほぼ毎週末、山の計画がびっしり。

天候もあるので、これらすべてが実現することはないとは思うけど、万が一、すべての計画が実現してしまったら…家の中ぐちゃぐちゃ、カラダフラフラは必至です!

 

そんな夏山第一弾は、北アルプス入門の山、燕岳。登山はほぼ初心者の写真友達からのリクエストを受けて計画しました。

しかし、初日はどうにか雨は免れたものの、燕岳は霧の中。。そして2日目は雨の中の下山となりました。

写友たちは写真撮影が目的だったと思うけど、雨だったことや、燕岳が彼らにとっては意外とハードだったことで、どうやら写真どころではなかったみたい。

次回の計画があるとすれは、もうちょっと山のレベルを落とす必要がありそうです💦

 

合戦小屋まであと5分!合戦小屋といえば…

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そう、スイカです🍉!^ - ^🌟
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燕山荘の前に到着!しかし、後続が到着した頃には燕岳は既に霧の中。。

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山頂までもう一息!

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山頂到着!しかし、ガスで展望なし( ; ; )

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イルカ岩を撮影する人々。。
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燕山荘にてホッと一息、ティータイム🌟
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● たびDATA

  毎日あるぺん号(毎日新聞旅行社)

    往復高速バス+ 燕山荘1泊2食付き 24800円

  有明荘で日帰り入浴 600円(割引券利用)

ひとり長野温泉たび その2 野沢温泉

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野沢温泉のシンボルの一つ、麻釜(おがま)

 

さて、今夜のお宿、野沢温泉へ。

野沢温泉には村の人々が共同で管理している13の共同浴場があり、外湯めぐりができます。

無料ですが、キレイに管理してくれてる街の方々へ先ずは入り口の賽銭箱に感謝の気持ちを。

源泉そのまんまなので、場所によっては熱すぎて入れなかった湯もありましたが、

ぬる湯の用意がある大湯、熊の手洗い湯では、いいお湯加減でした。

 

大湯

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熊の手洗い湯

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無色透明の硫黄泉で、あたたまりますが、

湯上りは肌がさらっとして、さっぱりする感じ。

 

街の雰囲気はレトロな温泉街といった風情ですが、外国人旅行客向けに英語の標示のある宿泊施設や、外国人が好みそうなおしゃれなバーがところどころにあります。

浴衣でのそぞろ歩きに、い〜い雰囲気!

 

少しずつ担い手が変わっていっても、

これからも続いてほしい、日本の温泉街です。

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● たびDATA

 【宿泊】朝日屋旅館  http://asahiyaryokan.com

     10800円(税込)

     立地抜群で、ホスピタリティあふれる温泉旅館。路線バス、野沢温泉ライナーのバス停から至近で、外湯巡りにもとても便利でした。

ご主人の笑顔が印象的な宿。一人泊プランあります。

 【交通】

     新宿⇄長野 高速バス 往復 6320円

     長野⇄飯山 往復 1060円

     飯山⇄野沢温泉(野沢温泉ライナー) 1200円

 

     東京からもっと簡単に行くには、

     新幹線で飯山駅へ向かい、

    そこからバスに乗るのがおススメです。

ひとり長野温泉たび その1 戸隠神社

戸隠神社奥社への参道にある随身

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6月の土日出張の振替休日を使って、

テント泊蝶ヶ岳登山🥾を計画していたところ、

予報は雨、雨、雨。。(TT)

そのため、急遽予定を温泉旅行に変更!

 

新宿から夜行バスで長野に向かい、早朝5時すぎに到着。

閑散とした長野駅のコンコースでヒマすぎる時間をやり過ごし(窓の凹みでナチュラルに寝てる人の姿も。。)、朝イチの7時長野駅前発の戸隠行きバスに乗って、戸隠神社の奥社へ。

戸隠奥社のバス停を降りたら、参道を30分くらい歩いて、九頭龍社、戸隠神社奥社へ向かう。

案の定、一番乗りである。

 

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なぜこの時間なのか?

ここはこの時間じゃなきゃダメなんです。

早朝、ほとんど人がいない静かな参道を歩いていると、

ここの澄んだ空気がすべてを浄化してくれて、

後には感謝の気持ちしか残らない…気がするんです。

一回ひとりで来てみたら、きっとアナタもわかるはず♪

がっつり癒されて、九頭龍社、奥社へ。

 

九頭龍社

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6月の戸隠神社は、みどりいっぱい、マイナスイオンたっぷり。

そして、6月〜7月にかけて早朝に行かれる方は虫除けスプレーなど持参されることをおすすめします。

それと、御朱印、年齢おみくじなどご所望の方は、九頭龍社ヨコにある社務所にて。

社務所のオープンは9時からですので、あんまり急いでくるともらえないかもよ。

 

奥社に行った後は、バスで中社へ向かいます。

戸隠中社

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中社のお参り後は、中社目の前にある蕎麦屋うずら家で天ざるを。

平日のこの日、10時半オープンでした。

ここは店員さんたちのホスピタリティがすごい。天ぷらがさくさく、おそば、ツルツルでおいし♪

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中社から火御子社、宝光社へと逆回り。。

だから、本来登るはずの階段も降りていく。

火御子社

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宝光社の長い、長ーい階段。

本来はここを登る。

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● たびDATA

  新宿⇄長野 往復高速バス 6320円

  戸隠フリーきっぷ 2600円

  年齢おみくじ 300円

  御朱印 1箇所 300円

  うずら家 天ざるそば 1800円

岩手遠征🌟 早池峰&焼石 その2 焼石岳

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さて、2日目は焼石岳に登るべく、レンタカーで中沼登山口へ。

尿前渓谷橋を超えたところからは、ナビにもgoogle mapにも表示されない未舗装道路に入ります。そして、何かの工事のために大まわりを強いられ、これがなかなか時間を食って、予定より1時間遅れで8時頃に中沼登山口に到着。

中沼登山口で車を降りた途端、目に虫が飛び込んでくる。

わー、ここはヤバイとこだっ。

ブヨほか、強力な吸血系の虫たちの巣窟…あわてて虫除けネットをかぶる。

 

焼石岳の中沼登山口からのピストンコース、

地図で見る限りはなだからな楽勝コースという感じなのだけど、

この時期、雪解け水が豊富すぎて、道がほぼ水没状態。木道も朽ちてる箇所多数。

ここで、靴を汚したくないとか、水に落ちたくないなどと思うと、全く前に進みません。

ここは潔く、ジャバジャバ行くべきでしょう!

…という人ばかりではないので、やはり時間がかかります。

最初のポイント、中沼に着いた時点で、

既にものすごい長く歩いた感じがしたのは私だけ?(ホントは40分で着くところ)

 

ようやく中沼に到着。

もうすぐ山頂ですかね?(…な訳ない)

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木道の滑り止めにも小技が光る!

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水芭蕉ロード

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花写真コーナー

ミズバショウ以外にも、カラマツソウ、シラネアオイリュウキンカショウジョウバカマ、シオガマなどなど。

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12時半頃、ようやく山頂まであと20分の場所、姥石平に到着!

ここから山頂まで登って、またあの水浸しの道をこのゆっくりペースで降りるのかと思うと、だんだん心配になってくる。

休憩長いけど、大丈夫かな〜。。

時間、あるのかな〜。

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そして、展望のない山頂に着いた時、ざざーっと大雨が降ってきました。

時間的にもかなり押しているので、一刻も早く降りたいところだけど、

山頂から姥石平まで、今登ってきた20分の道ではなく、時計回りに大まわりする道を通って降りるようです。

そこは大きな岩がゴーロゴーロした厄介な道。

ひえ〜。

たった20分で登った道を、雨の中、1時間以上かけておりるはめに。。

やっとついた〜と思ったところが、まだ山頂手前の姥石平。。( ̄◇ ̄;)。

 

しかし、このままでは、指定席をとった新幹線に間に合わないのはもちろん、暗くなる前に下山できるかも怪しい。

でも、明日は仕事だし、今日中になんとか千葉県まで帰らなければ!

…という気持ちが芽生えたのか、

ここからはメンバーが急に黙々とマジメに歩き始めました。

おお、やればできるじゃん!

やっと楽しいペースになってきた!

 

結局、水沢江刺駅から5時半頃の新幹線に乗って帰るはずが、中沼登山口に着いたのが5時半でした。ほぼ3時間遅れです。

中沼登山口に到着すると、朝、たくさんあった車はすでになく、私たちのレンタカーが朝止めたはじっこにぽつんと。。

そして、「あら〜、私たちが最後かと思ったらまだ後ろがいたのね〜」と年配グループのおばちゃん。…でしょうね。

 

新幹線の時間にはどうせ間に合わないので、

焼石岳温泉ひめかゆ♨️でざざっと汗を流し、

水沢江刺駅から8時過ぎの新幹線自由席で帰宅しました。

 

焼石岳の教訓

 1. 換えのサンダルを持参せよ。

登山靴🥾を濡らしたくないとか、キレイに保とうとか思うな!ジャバジャバ歩け!

 2. 服の上からでも刺してくる吸血系の虫対策のためにはスボンが望ましい。タイツにショーパンは、どうぞ刺してくださいといってるようなもの。

3. 時間管理はしっかりと。

わ〜、ミズバショウ〜、キレ〜💕とか言ってる仲間をせかしたくはないでしょうけど、現実を見ることも必要かと。。

岩手遠征🌟 早池峰&焼石 その1 早池峰山

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千葉からはるばる岩手遠征!

東北の花の山2座、早池峰山焼石岳へ。

 

6月は、雪解けとともに開花する花がわんさか咲く季節なのだが、なにぶん梅雨時期のため、お天気が難しい。

 

早池峰には2年前にもチャレンジしたけど、

あの時は、バスを降りるのも、うっ…とひるんでしまうほどの大雨で、あえなく途中撤退。

…というか、大雨、強風をものともせず、ずんずん進んでいくリーダーに、後ろから「もう引き返そうよ〜っ」という声がかかった時には、心からホッとしたものであった(-。-;。

 

…というわけで、今回も例に漏れず、天気予報とのにらめっこ。。

え〜、こんな天気なのに行くのかよ〜、マジ〜?

…とは言えないので、黙ってついていく。

 

早池峰山は、盛岡からレンタカーにて岳駐車場へ。

そこからはシャトルバスで小田越へ。

 

早池峰山の固有種で、日本では、かのエーデルワイスに最も近いと言われるハヤチネウスユキソウ 。

ちょうど5合目の手前あたりから出てきます。

しかし、開花時期にはまだちょっとだけ早かったようで…ツボミばっかりです。

 

あ〜、まだつぼみかぁ〜(-。-;

ま、これはこれでかわいいですけどね。。

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シオガマやオダマキもしずくをまとって。。

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山頂直前のハシゴ

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景色は時々チラ見せ程度…これが限界。。

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早池峰山は蛇紋岩なので、雨で濡れると滑りやすいと言われています。

しかも、3合目あたりまでは岩がごーろ、ごーろしているので、大雨なんか降ろうものなら、このままずっとこんな道なのか?…と、かなり不安になりますが、もう少し登れば、歩きやすい道に。。

なんだ〜、前回もここまで来てれば山上まで行こうと思ったかも。

ハシゴはほぼ垂直で、やや高度感があります。

 

● たびDATA

 1日目 : 盛岡駅(レンタカー)→岳駐車場(シャトルバス)→小田越(徒歩)→ 早池峰登山→ 小田越(シャトルバス)→岳駐車場(レンタカー)→大迫農業体験実習館(泊)

 2日目 :大迫農業体験実習館(レンタカー)→中沼登山口→焼石岳登山→中沼登山口→焼石岳温泉ひめかゆ(入浴)→水沢江刺駅(新幹線)→上野駅

 

 【交通】

  東京→ 盛岡 高速バス 8810円

  水沢江刺→上野 新幹線 13240円

  岳駐車場⇄小田越シャトルバス 1600円

 【宿泊】

     大迫農業体験実習館 2000円

 【その他】

      レンタカー代&食費 5人で頭割り 6300円

      焼石岳温泉 ひめかゆ 500円

                                             合計 32450円

北方領土 色丹島 その6 ロシアの立場

港でお見送りしてくれる色丹島

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ここまで、色丹島での友好的な交流について書いてきましたが、やはり領土問題にも目を向ける必要があります。元島民と現在の色丹島住民の間で心の通った交流が行われているからといっても、領土問題に対するロシアの立場は何も変わっていません。

ビザなし訪問中にも、ロシア側の立場を感じる場面は多々ありました。挨拶に立った副地区長は開口一番、「私たちの島、色丹にようこそ」と明言しましたし、港では、最近設置されたと言う「色丹はロシアの始まり」という看板も見ました。また、斜古丹地区では、軍事力でこの島を奪ったことを称えるかのような戦車のモニュメントもありました。建設中の水産加工工場が完成すれば、雇用が増え、人口が増え、インフラ整備も進むだろう…そうした見通しを私たちに対し繰り返し強調するのも、おそらくなんらかの意図があるのでしょう。色丹島歯舞諸島とともに、日本側が先行返還を期待する島でもありますが、当然ながら、当地の行政スタッフからは、日本への返還を前提とするような言動はみじんも感じられませんでした。

 

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ただ、こうした姿勢は、政府の立場ならばそれほど驚くべきことではないかと。。日本も逆の立場なら、おそらく同じ立場をとるでしょう。

そして、領土を日本に引き渡すことで、プーチン政権が国内的に負うであろう政治的リスクを考えると、領土問題の解決がそれほど簡単ではないことも想像がつきます。

一般的には感情的な対立に結びつきやすい領土問題をきっかけとして、このような交流が続けられていること。竹島尖閣諸島の状況などと比べると、とても前向きなものを感じました。故郷を追われた恨みを抱えつつも、こういう態度があるのかと。

そして、今回は若い人たちが、アニメというツールを使って、国家の壁をすんなりと越える可能性を示してくれたことも大きな成果だったと思っています。

 

遠ざかる色丹島

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北方領土 色丹島 その5 ロシア式おもてなし

ロシアでは、最初に、パンと塩でおもてなしをするのが、客人に対する最大級の歓迎の印なのだそうです。

伝統的な衣装を着た女の子たちが大きな丸いパンと塩を持っており、客はそのパンをひとつまみちぎって、塩をつけて食べます。

私たちも、街の文化ホールの前でこの歓迎を受けました。

 

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また、ビザなし交流中、グループに分かれて色丹島民の方のお宅を訪問するホームビジットという行事が計画されています。

訪問団を受け入れてくれる家庭の負担を減らすために、日本人は皆、昼食を食べてから各家庭を訪問し(この昼食も量が多く、すでにお腹いっぱい…)、軽食をごちそうになるというセッティングなわけですが、軽食とはいえ、ロシア人のご家庭ではどこも、このおもてなしをものすごく頑張ってしまう傾向にあります。

私が訪問したご家庭でも、日本のケーキの2倍はあろうかと思うサイズのケーキに、ピロシキ3種類(ピロシキの山が3つ!)、そして、ブリヌィ(クレープ)とスメタナ(サワークリーム)、ジャムなどがテーブルに所狭しと並べられていました。そして、これらすべてが手作りと聞き、ロシア人女性の働き者ぶりにびっくりしました。

 

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既に苦しいくらいの満腹状態で訪問してしまったので、ほとんど食べられず、お土産にたくさんのピロシキとジャムを持たせてくれました。

言葉は通じないけど、一生懸命もてなしてくれようとする気持ちや気遣いはしっかり伝わってきました。

ほかのグループが訪問したご家庭でも、一人1ぱいずつにカニが出たとか、グルジアのピザが出たなどなど。

この日の夜、ビザなし交流船内ではこうしたお土産をつまみながらの宴会になったことは言うまでもありません。